色彩学では、似合う色、ファッションやメイクの色だけでなく、自然界の色、食べ物の色、商品に施された色、街で見かける企業のロゴマークの色など、生活に密着した身近な色の世界を幅広く学びます。
身近にある色のひとつひとつには、なぜその色が使われているのか、どの色にも意味があります。その意味を知ったり、偶然目に入ったモノの色の意味を考えたりするうちに、色を起点として、興味、関心のベクトルが、身近に広がる世界にどんどん向いていき、アンテナが張り巡らされていきます。そうすると、今まであたり前に見ていた身のまわりの世界が、今までとはひと味違った世界に変わっっていきます。それは、まるで恋をしたときのように、バラ色の世界に変わる感覚と同じ。こうやって、色を学ぶ過程で、自然と広い視野が育まれていきます。
生活に密着した色の知識は日常生活に活かしやすく、実際に「体感」できることが特徴です。
「知識」と「体感」が両輪となり、たしかな広い視野が育まれていくのです。

パーソナルカラーでは、似合う色を
「Spring(春)」「Summer(夏)」「Autumn(秋)」「Winter(冬)」
の４つのグループに分類します。

色彩学、特にパーソナルカラー診断には、心のエネルギー源というべき、相手の存在や価値を認めるための働きかけ（心理学用語でいうストローク）がたくさん含まれています。
例えば、「あなたがいるだけでパッとまわりが明るくなるんですよ！」のように、頭脳や容姿は関係なく、「あなたの存在自体が素敵」と、相手のありのままを受け入れるコミュニケーションなどがそれにあたります。
パーソナルカラー診断の中で、色を通して相手の良さが見えてくると、その相手のことが人間的に自然と好きになります。こちらが好きになると相手も好きになってくれます。そうすると、人間関係がみるみる好転し、結果、仕事もうまくいくようになるのです。

色の違いを知って人の違いを知ると、自分の価値観を押し付けなくなります。
色の好き嫌いがなくなると人の好き嫌いもなくなっていき、コミュニケーション能力が高まっていきます。
ここに心理学的なアプローチを組み合わせることで行動様式がさらに変わり、コミュニケーション能力がより高まることが期待できます。

パーソナルカラー診断で似合う色を絞りこんでいく過程には、プラスのストローク、言い換えると、存在や価値を認めるための働きかけがたくさん含まれています。
例えば、お似合いになるシーズンのドレープをお客様にあてたときの、
「血色が良くなって元気ハツラツな雰囲気が素敵ですね！」
「あなたがいるだけでまわりがパッと明るくなりますね！」
などは、愛ともいうべきプラスのストロークです。パーソナルカラー診断には、これらのプラスのストロークがたくさん含まれているのです。
人は、肯定的（プラス）なストロークを受けたことへの反応として変化し、成長することができると言われています。つまり、肯定的（プラス）なストロークがないと人は変われないのです。

パーソナルカラー診断に含まれる肯定的ストロークにより、自尊感情の土台となる、ありのまま、自分のままを受け入れ、自己受容が確立されていきます。
パーソナルカラー診断は、自分も他人も価値ある存在として認め、伸ばそうとする一助となるものなのです。

以上のことが、他の自己啓発セミナーと大きく異なる点だと考えております。